2019年1月のブログ記事
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父の認知症は 比較的穏やかなボケ方だったが、一度「もう 嫌になった。。放っておこうか・・・」と思った時があった。 ☆☆☆☆☆ あれは 私が小5の頃だ。 中学3年だった 上の姉が白飯を二~三口 床に落としてしまって 「わぁ、落としてしまったーぁ」と朗らかに笑って済ませていたが、 その時、姉の顔を ぎ... 続きをみる
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なんという事だ。 そろそろ ブログの熱を冷まそうと思っていたら アクセス数が増えてしまった。 「読者」も増えている。 私はパソコンにはトンと疎いので 読者機能なるモノも意味が分からない。 しかし、チラ見も含めて 読んでくれている人が存在するのは自己顕示欲を心地よく刺激する。 では 趣味で散財した ... 続きをみる
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今から振り返ると… お福は24歳の時に統合失調症を発症していたようだ。 「皆がザワザワ 私の悪口を言ってるように感じたから、仕事は辞めないといけないナ」と考えたと言う。 パートを辞めた後、家(一番目の家)の夫の商売を手伝いながら、だんだん部屋に引籠るようになって、結局2年間引きこもっていた。 お... 続きをみる
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写真アップの再挑戦。
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今日 ふと、お福とは関係ない 私の父の認知症の頃を思い出した。 あの頃は お福はまだ夫の許で暮らしながら 毎晩 私の住まう狭小住宅に泊まりに来ていた頃だ。 立派な介護ステーションのデイケアなるものを見学し、是非 脚の悪い父に格安で器具の揃った施設を利用させたくて、 市役所や外科医院など走り回り よ... 続きをみる
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「ウチの娘が自転車に乗って 保健所のデイケアに行くようになったぁーッ! ここまで来るのに 5年掛かったぁーッ!」 と嬉しげにネット上で報告出来たのは、 もう木工細工の趣味に飽きが来て、あるサイトで親しくなった、 中年女性(おそらく…)に向けて であった。 木工細工は3年ほど続いたが その内に家の中... 続きをみる
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これはどーでもいい余談になるが・・ 青い鳥の見つけ方を教えてくれたカウンセリングの、身体を癒すオイルマッサージも一度受けた事があるが、普通の人ならマッサージを受けて躰を温めたら 汗が出るそうだが、私は全然出なかった。余程の緊張状態だったらしい。 いや、その時 ちょうど障害年金申請の為に 医院に問い... 続きをみる
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今度は涙なんか出なかった。泣いている場合じゃない。 何としてでも お福の病気を治さねばならないのだ。 泌尿器科の医者が「バセドウの人は感情の起伏が激しい」と言っていたが そうかも知れなかったが 私は全精力を持って戦闘態勢に入った。 統失の本を三冊買って熟読した。 もちろん、②の爺ぃの【受診】後、そ... 続きをみる
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「幻聴が聴こえる」 お福が 私に打ち明けたのは 初回 店子さんを訪問してまもなくの頃だった。 太郎が持って来た統失のネット検索の資料を読んで間無しだった。 ⦿ ⦿ 愕然としながらも…、私は努めてにこやかに 且つ尊大ぶって、 「えぇえ?そうなん? じゃ 明日 さ... 続きをみる
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「統合失調症」 最初 この病名を聞いたのは 下の姉から。(お福 私の元で引きこもり2~3ヵ月の頃) 二度目は 医師の免許を持った人 ②から。(お福 私の元で引きこもり6~7ヵ月の頃) 三度目は 店子さん管轄の保健所の医師から。(お福 私の元で引きこもり2年数ヵ月の頃) 詳しく知りたかったが 幸いに... 続きをみる
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その店子さんも 実に様々な被害妄想を私に語ってくれた。 金の時計も どこそこに置いていたのに盗られてしまった。 高級な食器も どこそこに置いておいたら 全部 アイツが盗っていく。 何もかも いい物は 誰かに盗られるらしい。 声が小さいので 聞き取りにくく 詳細は覚えていない。 その頃(今か... 続きをみる
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現在の生活もそうだが 私は親から譲り受けた古アパートの家賃収入を得ていた。当時は老齢年金も貰っていなかったので家賃収入が主たる生活の資金源だった。 その古アパートの管理人から かんばしくない報告を受けたのは、お福に自立を強いてから数ヵ月経った頃だった。 以前から その店子さんの様子がおかしく、... 続きをみる
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お福は若者自立支援塾へ入塾した。 気候のいい初夏だったと思う。 私が お福の学習用の私物を一生懸命荷造りしていたら… 「お母さんが そんなに綺麗に包んだ荷物、もったいないから向こうで荷ほどき出来ないわ(*^^)v」とジョークを飛ばしていた お福。 そんなお福が塾を中途で辞めて家に帰って来たのは 送... 続きをみる
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自分自身のバセドウの薬も飲みながら・・安定剤も駆使して父の病室を訪ね・・ お福にはお客様状態で日常生活の身の回りの世話をして・・ 精神科の元医局長にも「恐れるような怖い病気ではない」と お墨付きの診断を仰ぎ・・ 私はひたすら看護の役を務める日々… きっと 休ませさえすればお福は治る…そんな日がどれ... 続きをみる
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「とーごーしっちょうしょう」 その言葉を聞いたのは お福を迎えてからわずか2~3ヵ月後 下の姉の口からだった。 お福は父親の老人ホーム・病院にも顔を出し (彼女の)お祖父ちゃんを見舞っていたので、伯母にあたる下の姉とも時々顔を合わせていたのである。 姉「おかしいね~。福ちゃん どうしたんやろねぇ。... 続きをみる
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お福はこっちの家に来てから、実に様々な まことしやかな妄想を話して 私を動かせた。 医学部を受験したい、と言う。「お母さん、大学の資金を出してくれるか?」と。 私は「うん!国公立の学費ならなんとか出来ると思う。あと 問題は生活費だけど これは合格したらお父さんに頼むワ。」 私は多分 無理だと思っ... 続きをみる
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お福を迎えてからも、私は父親関連で使命感に燃えていた。 上の姉から実家を綺麗に整備整頓するよう指令を受けていたのだ。 父親を老人ホームに送り込んだ後、主の居なくなった実家。 戦争を体験した人は 物を捨てない。 何十年も前に、まだ母が存命している頃に買い換えて不要になったトイレのスリッパさえ 物置に... 続きをみる
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衣・食・住の基本的な人間の営み その生活を お福がノンストレスで送ることが出来るよう 私は 父親をもホーム任せにせず まめに面会に行き、自分の趣味であるジム通いも欠かさず… 毎日 走り回っていた。 まだ 自分の病気バセドウに気づかず、己のことは後回しにして。 お福は毎日 妄想を言っていた訳ではない... 続きをみる
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統失は本人に病識がないのが症状。 多分、其処が致命傷 と私は思う。 その頃 私は精神的な病と言ったら「うつ病」しか知らなかった。 上の姉が、うつ病とは高熱が出ている状態 と考えたら分かり易いヨ、 ほら 何をするのもしんどい状態、って考えたら分かるでしょ?、と。 単純な私は 「なるほど そう考えたら... 続きをみる
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「助けて!」 「お父さんと太郎に誘拐されて外国に売られそうになった」 そう言うお福(27歳)を迎えて 私は ただただ母親業に務めた。 2階の南向きの 明るい広い部屋をお福の部屋とし、 上げ膳据え膳…洗濯…掃除…買い物はもちろんのこと 家事いっさい面倒をみた。と言うよりも「親が子の世話をするのが当然... 続きをみる
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バセドー病は 大した病気ではない。 しかし、「心と躰は繋がっている」 その恐ろしさを 身を持って体験してしまった。 同じ病いを持った他の人が どんな心理状態になったのか は皆目知らない。 私の場合は とにかくやる気満々になった。 正常な判断が出来ず、一度思い込んだら 考え直すことなどさらさら無い。... 続きをみる
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話しは2年程 さかのぼる。 お福は まだ健常で、簿記や医療事務の勉強をしていた頃だ。 ある夏の日、実家で独り暮らしの父親から「SOS」の電話が来た。 「具合が悪い。来てくれるか?」 車で10分、私はすぐに駆けつけた。 脱水症状を起こし 道路で意識をなくして自転車で倒れた、と言う。 実家の向いの奥さ... 続きをみる
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お福を連れ帰り 自分では大満足だった。 狭小住宅にも関わらず… あと 太郎を手元に置いておきたかったくらいだ。 お福は様々な妄想を語ってくれた。 「自分が尾行されてる感じがする」 ⇒「まさか!( ̄∇ ̄) 福ちゃんが国の要人ならともかく、そんな普通の人の後を誰が付ける?ハハハ!」 「お医者さんも暴力... 続きをみる
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私と次郎は すぐに出動した。 コンビニで 確かにお福は待っていた。傍には太郎も居た。 いったい どうしたのか全く分からなかったが お福は言う。 「お父さんと太郎に誘拐されて、外国に売られそうになった」と。 だから自分で救急車を呼んだ、と。 ??? 太郎に聞くと「救急隊の人が『お姉さん 精神病に掛か... 続きをみる
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このブログは誰の為でもなく 自分の為に熱中できる物、見ぃ~けッ! そんな感じで記載する。 統失に罹患した娘から眼をそらして ただただ自分の趣味に没頭する。楽しむ。 おそらく その方法が一番 娘の病気を快方に向かわせると信じている。 人生 働くだけが能じゃない。遊んで何が悪い? 楽しんで何が悪い? ... 続きをみる