moetudukeruonnaのブログ

娘が罹患した失統との闘い

宝の持ち腐れ

  なぜ 私の身近には物を拾って来る人が多いのだろう。


 夫も、最初の家を建てた頃は 敷地に余裕があったせいか
様々な物を拾って庭に置いていた。


「ちょっとした 棚や何かを作る時は 見た目よりも沢山の材料が要る」
コンパネ材や 不要となった木板、ベニヤ板など そこ此処の知人からもらって来る。
コンクリートで出来た排水に使う四角い物も拾って庭に置いている。
アルミテラスを撤去した後の アルミ柱なんかも大事に残している。


 分かりにくい写真だが ブルーシートの下には そんな木材・廃材が40年近く眠っている。
おそらく腐っているだろうし、いざ 取り出すのも大変だ。


 数ヵ月前、太郎の部屋に棚を取り付けてもらったのは…
職人さんに頼んで 新しい木材を仕入れての作業である。




こっちの方向にも木材が積まれている。一応シートやトタン板をかぶせてはいるが
40年ほど経った廃材の固まりだ。
 今後 おそらくは使用する機会など無いであろう。
 手前に、どこから貰ったのか知らないが 大きな樹脂の箱が雨ざらしで置いてある。
 夏などは蚊の発生に役立っている。




これは 当時、出来るだけ建築価格を抑える為に家を小さく建てた為
 物置兼子供の遊び場として 私が買った小屋である。
 最初の頃は小鳥を飼ったりして 遊ぶスペースもあった。
しかし、いつの間にか…
不要になったものの 捨てられない家具や
「いつか役に立つ」と言うセリフと共に 色々な物が詰め込まれている。




どうだろう?


 当時  広い方が豊かな生活が出来る と信じ、頑張って大金を投じた戸建て。
その敷地で 実際に有効に活用できている面積は30坪にも満たないのではないか?


あの住宅ローンを払う為 切り詰めに切り詰めて…
家族旅行など夢にも願わず 365日 休みなく家事にいそしみ
幼い子供三人を連れて仕事に行った期間もある。


 廃材を置く為に働いた訳じゃない。


 夫の、その変な癖を最初から見破っていれば…
土地を広く買う事などせず 必要最小限の家にとどめておけば、
 住宅ローンも あるいは 年収の三割近くに抑えられたかも知れない。


 貧血も気づかず 働き続けた私の苦労は
実る時は来るのだろうか?…