moetudukeruonnaのブログ

娘が罹患した失統との闘い

統失のトの字も知らなかった母親

お福を連れ帰り 自分では大満足だった。
狭小住宅にも関わらず…
あと 太郎を手元に置いておきたかったくらいだ。


お福は様々な妄想を語ってくれた。


「自分が尾行されてる感じがする」
⇒「まさか!( ̄∇ ̄) 福ちゃんが国の要人ならともかく、そんな普通の人の後を誰が付ける?ハハハ!」


「お医者さんも暴力団も警察も みんな繋がっている」
⇒「そりゃ 映画の観過ぎやで!( ̄∇ ̄)ハッハッハ」


「この部屋には盗聴器が仕掛けられてる」
⇒「じゃ、筆談にしよう!」実際、筆談の手段を取った。


「薬には麻薬が混ぜられている。飲まずに自力で治す」
⇒お福の自己管理を信じて疑わなかった私は、 ま、風邪薬を略する様に
それもありかな?と思いながらも、、密かに棄てられた薬の袋を ゴミ箱から拾うぐらいが関の山だった。


『不眠症』とだけ は知っていた。
ちゃんと自己管理出来ている、と思っていた。
鬱は心の風邪ひき、ゆっくり休ませれば やがて治る…そう思い込んでいた。
変な事言うのも ただ疲れているだけ、こっちの家に来たからには ゆっくり休ませてやろう。あんな夫の元に居たのが悪かったのだ、と夫を悪者にした。