生きづらさ:街中を歩いていても
10年程前にやっと抗精神病薬を服薬するようになり…
当時は 典型的な陰性症状で ほとんど寝たきりだった お福。
みるみるうちに30キロ近く増えた体重。
自分でもなんとかダイエットしないといけない、と自覚を持ち
運動の為に 街中をウォーキング出来るようになったのは
5~6年間 服薬を続けてから後の話しであるが、(2~3年後の時もあったと思う。。)
1~2週間 頑張って 毎日30分ほどのウォーキングを続けたかと思うと、もう何ヵ月も外出しない日が続いたり…
自らスポーツジムの会員になり、しばらく通ってみたものの
すぐに辞めたり…
その度に一喜一憂していた私だが
最近 お福に取材して、改めて 彼女の生きづらさが見えてきた。
★★取材ノート★★
お福、ウォーキング途中の話しである。
直近の話しだ。
大きな交差点でお福が信号待ちをしていた時
後方から 部活帰りらしい 中学生の自転車二台が追い付いてきた。
自転車少年タケルが、前を走る 少年ヤスオに大きな声を掛ける
「車、来ていないじゃないか?、渡れよ!」
ヤスオは 危ないナァ、といった素振りを見せながらも
少年達は お福の横を追い抜き 赤信号を素早く走り去る。
その時、お福には 少年タケルの「渡れよ!」の声が
馬鹿正直に赤信号を守っている自分に対する、嫌味のように感じるらしい。
「弱虫め、渡れないのか?」と言う悪意を持った、本当は自分に向けられた
聴こえよがしの 嫌がらせの声掛けのように感じてしまうらしい。
他人の咳、他人の声、全然関係のない喋り声でも
お福には 嫌味に聞こえたり
自分の存在が他人の行く道を邪魔しているんじゃないか?、と思ってしまう…
…あぁ、なんと…
だから 外へは出づらいのか…
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