常人には想像もつかない生きづらさ
★★取材ノート★★
お福の「見られている」被害妄想に関して
前回の記事で「リビングのエアコンは全然大丈夫」と書いたが
後で訊くと、それほど大丈夫でもなかった様だ。
やはり、隠しカメラで見られている と言う感じはしていたらしいが
「理性で そんな事はない筈 と気持ちを抑えていた」そうな…
そしてテレビの件も打ち明けてくれた。
テレビにも どこかに隠しカメラがあり
テレビ局の人にも、自分(お福)のテレビを観ている様子が相手側に映像として映されていて、常に見られている と思っていたので体育館座りをしてキチンと姿勢を整えながら観ていた。と言う。
「テレビを観るのもしんどかった」と。
ある時には テレビ観賞している自分の姿がYouTubeで流されている様に思っていた事もあったらしい。
…なんと…親の私は そんな被害妄想は考えも及ばず、自室は貧相にして お福の部屋にはテレビを置いて快適な引籠りが出来るように配慮していたのだ。
そして、夕飯時 リビングでチャンネル権を握っているお福の横でイライラしていた…
【コンビニの件】
店員がこっちを見ていると、万引きを疑われている様に感じてしまうらしい…
コンビニに限らず、スーパーなどの人混みの中では
誰かが咳をすると、自分(お福)に対して嫌味な咳払いをしている様に感じてしまうらしい。自分が邪魔になっているのかな?と思ってしまうそうな…
統合失調症の当事者には 普通の人には想像できない「生きづらさ」があるようだ。
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